最終更新日:2006年2月1日
アレルギー検査ってどんなものがあるのでしょうか
アレルギー検査ってどんなものがあるのでしょうか。
IgE RAST、皮内テスト、プリックテスト、パッチテスト、除去試験、負荷試験などがあります。
1.IgE RAST
血を採って、調べたい物質(卵、牛乳、ハウスダストや犬、猫のふけ等)に対するIgE抗体がどれぐらい血液中にみられるかを調べる検査です。
IgE抗体は、I型アレルギー反応に関与し、その結果、鼻炎、喘息、じんましんといった症状がみられます。
アトピー性皮膚炎では、I型アレルギーが直接関与するのではないためか、IgE RASTの値が高いからといって、必ずしもアトピー性皮膚炎の症状がひどくなるわけではありません。
食物のIgE RASTが高かった場合でも、実際に食べてみて、何の症状もない場合もあります。
2.皮内テスト、プリックテスト
患者さんの皮膚で行うアレルギー検査で、アレルゲン(アレルギーの原因となる蛋白)を見つけるために行います。皮内テストでは、皮膚の浅いところにアレルゲンを注射し、プリックテストでは、皮膚を浅くひっかいて、そこからアレルゲンを吸収させます。
重大な危険としては、ショックがあります。アレルギーの症状が激しい場合などは、用心して行う必要があります。やはり、I型アレルギーを調べる検査です。
3.パッチテスト
Ⅳ型アレルギーの原因物質を調べるための検査です。
かぶれ(アレルギー性接触皮膚炎)や一部の薬疹の原因物質を調べるために行います。
原因と思われる物質を皮膚に密封、密着させて行います。
4.除去試験、負荷試験
皮膚科で行なうことはありませんが、食物アレルギーが疑われるとき、小児科の先生が行なうことがあります。(IgE RAST、皮内テスト、プリックテストより踏み込んだ段階で行ないます)
入院の上で行なうこともあります。必ず医師の指示に従ってください。
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