最終更新日:2007年2月27日
マンモグラフィーで乳癌健診を受ける
近年日本人の乳癌罹患率が、毎年4万人近くまで急増してきています。
しかしながら乳癌検診の受診率は欧米の70%に比べ、10%程度と低く、まだ乳癌に対する危機意識が低いのが現状です。
県や市・区のマンモグラフィー併用の検診が行われてきていますが、財政面等の理由で、行われていない地域や、申し込み順による人数制限のある地域もあります。
現在は、40歳以上の1年おきに行われる地域が多いです。
つい最近のことで、外来で乳癌を認めた方のひとりは30代。
また一昨年まで自主検診も含め毎年検診を受けていたのに、去年に限って受けず、今年認めた方がいらっしゃいます。
私たちも決して見逃しがないように、読影に励んでいます。
また多くの方に検診を受けていただきたいと思っています。
しかしながら、患者さんがどこで受診したらよいのか、まだよくわからないというのも、検診事業の妨げの一つにもなっています。
地域的に人員不足であったり、マンモグラフィーがなかったりで、まだまだ社会的に整備されているとは言えません。ですから自分の身は自分で管理を基本に、怪しければすぐに(できれば乳腺専門医の)診察を受ける、あるいは最低1年に1回は乳腺の検査を行うことが重要と考えます。
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