最終更新日:2006年2月15日
腰痛、あしのしびれ(日常生活の注意その1)
腰痛、あしのしびれ
日常生活での注意点その1
今回より何回かに分けて腰が痛い人の日常生活の注意点についてお話いたします。
【背骨の構造】
背骨は横から見ると図のようにゆるいS字状カーブをしています。
これによって、背骨がバネのようにしなって上体の重みが、直接腰にかかりません。
これといった病気がなく、腰の痛みを感じる方は、このS字がうまく保たれていないために腰への負担が大きいのです。腰の痛む方は負担のかからない姿勢を意識的にとることが必要となります。
では、負担のかからない姿勢とはどのようにすればよいか説明いたします。
【立ったときの姿勢】
耳の後ろから足のくるぶしまでが、地面から垂直に一直線になるように意識します。
具体的には①肩の力を抜く②背筋を伸ばす③あごを引く④胸を反らせない⑤下腹に力を入れる⑥肛門を引きしめることです。
【急な痛みを和らげる姿勢】
固い布団やベンチの上で横になり、腰を曲げてエビのような姿勢をとります。
もし横になれる場所がなかったら、壁に寄りかかり、うずくまると症状が軽くなります。
次回は、寝るときの姿勢についてです。
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